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背中ニキビと顔ニキビの違い

背中ニキビと顔ニキビの違いは?

 

 顔にはあまりニキビができないのに背中にはたくさんニキビができる!と背中ニキビで嘆いている女性は少なくありません。そもそも顔のニキビ背中のニキビの違いは一体なんなのでしょう?

 

同じニキビでも顔と背中では菌が違う?

 

 同じニキビでも顔と背中にできるニキビでは繁殖する菌が異なります。一般的に顔にできるニキビに関しては、誰もが一度は聞いたことがあるアクネ菌の仕業によるものです。

 

 

 

 アクネ菌は、主に顔の皮膚に常菌していて、皮脂を好んで餌にしてニキビを増やしていくものになります。

 

 また、アクネ菌は、密封されていて尚且つ脂質が多い場所を非常に好む性質のため、ふさがれた毛穴を最高の住みかとしています。

 

 このため角質肥厚によってふさがれた毛穴などにニキビがたくさんできるのです。

 

 

 アクネ菌によってできるニキビは、比較的大きなものが多く、痛みやかゆみなどを伴うものもあります。

 

背中のニキビはマラセチア菌

 

 一方の背中のニキビに関しては、マラセチア菌というカビの一種ともいわれている菌が原因です。

 

 

マラセチア菌は、顔以外の体に常菌していて、背中や胸、腕などに多く存在しています。

 

 マラセチア菌はアクネ菌同様、皮脂をエサに増殖しているので、体の中でも特に皮脂が多い背中に集中しているのです。

 

 また、マラセチア菌は、高温・多湿の環境が大好きなため、汗をかくことでより増殖しやすくなります。

 

 

 このため、寝ている間に大量の汗を出している人間の背中は特に居心地が良い場所となっています。マラセチア菌によってできる背中ニキビは、顔にできるニキビと異なり、痛みやかゆみなは生じなく、小さな赤いポツポツがたくさんできている状態になります。

 

 

 また、一つ一つを潰しても膿は出ません。アクネ菌によるニキビは自然治癒するものも多くありますが、マラセチア菌によるニキビは自然治癒が難しいケースも多く、一度なってしまうと皮膚科での治療が必要になってしまうので、予防をしっかりとすることが大切になります。

 

 

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アクネ菌とマラセチア菌の対策

 

 顔のニキビのアクネ菌も背中のニキビのマラセチア菌もどちらも皮脂が大好きなため、日頃から皮脂ケアが大切になります。

 

 

 そのためには、皮膚を清潔に保つこと、脂っこい食事はなるべく避けて野菜中心の食生活を送ることが大切です。

 

 また、睡眠不足や過度なストレスなどは、ホルモンのバランスを乱し皮脂を過剰に分泌させてしまうので、生活スタイルなどにも気を付ける必要があります。

 

 

 さらにマラセチア菌は、寝具に付着している汗を好んで住み着いてしまうので、寝具はマメに取り換えるなども徹底してください。

 

 

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