背中ニキビの原因、皮脂過剰とホルモンの関係
女性が体のなかでどうにかしたい部分!というアンケートで必ず毎回上位に上がるのが背中のニキビです。
普段はあまり人に見られることのない背中ですが、いざ背中の開いた洋服などをかっこよく着こなそうと思ったときに、背中のニキビが目立っては台無しです。
ということで背中ニキビを何とか治そうと一生懸命お手入れに励む女性も多くいますが、どんなに頑張っても背中ニキビが治らない場合には、ホルモンバランスの乱れを疑うべきかもしれません。
生理ホルモンとニキビの関係
生理前になると背中のニキビだけでなく顔のニキビにも悩まされる方も多くいます。これは、生
理前特有のホルモンバランスの乱れが原因です。
私たち女性の体には、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)といわれる2大ホルモンが存在して、それぞれが生理や妊娠、女性らしい体を作るために働いています。
どちらも大切なホルモンではありますが、黄体ホルモンはどちらかというと男性ホルモンに似た働きをするもので、これが過剰に分泌されると皮脂がたくさん出てニキビの原因にもなるのです。
そして、この黄体ホルモンは、生理10日前あたりから多く分泌されるようになり、これにより皮脂が過剰に分泌をされニキビにつながります。
生活環境とニキビの関係
また、睡眠不足やストレスなどが続くと、私たちの体は抗ストレスホルモンのコレチゾールというホルモンが大量に分泌されます。
このホルモンは、体内の男性ホルモンを誘発して、皮脂を過剰に分泌させ毛穴を一気に開かせてしまい、これによりニキビにつながってしまうのです。
さらに、このコレチゾールは皮脂過剰のほかに抜け毛なども助長すると言われているので、女性でも生活習慣などが乱れている方は注意をする必要があります。
食生活とニキビの関係
さらに、食生活によってもホルモンバランスは乱れてしまいます。日頃から添加物や保存料など
が使われているインスタント食品などは、体内のホルモンバランスを乱し、さまざまな体内の支障をきたすと言われていますが、その一つが黄体ホルモンの過剰分泌となります。
黄体ホルモンは先述したように、皮脂を過剰に分泌させるほか、メラノサイトの働きを必要以上に活性化させてシミを作る原因を作ってもしまうので、インスタント食品はなるべく食べない方が賢明です。
人間の体の中でもっとも皮脂腺が密集している部位が背中になります。そのため、以上のようなホルモンバランスの乱れにより、過剰に出た皮脂がもっとも影響をするのが背中となるのです。
背中ニキビを気にする女性が多いのは、このような理由からなのですね。